風呂がなくても銭湯とサウナでいけるライフスタイルをつくるには。

先日、名古屋のイビスホテルに宿泊した。

とにかく、コンセプトイメージが分かり易く素晴らしいホテルだった。

ゴージャスな統一感を持たせるならお金をかければできるが、このホテル、客室内はコンパクトで浴槽無し。ゆとりのあるシャワーブースとウォッシュレット付のトイレがそれぞれ別であった。

よくあるコンパクトホテルのユニットバスが中途半端で使いにくく、「シャワーカーテン」や「どこに置いても汚らしくなってしまう足ふきマット」が個人的には、何故か寂しい感情を呼び起こしてしまう。。。

ミニマムなデザインで過度にコストをかけていない。それでいて譲れない機能性と質感など細部へのこだわりが素晴らしいと感じた。

浴室がなくてもむしろシャワーで生活する方がかっこいいし、機能的でいいじゃん。と思わせるような造りだった。

デザインがライフスタイルまで変えちゃうってこういうことだと思った。

今、銭湯やサウナブームでもあるので、賃貸住宅なんかはバスタブなしでも他で工夫をすればもっと良い空間・ライフスタイル提案ができると思う。

僕自身もこういう建物・場所・空間・コミュニティのコンセプトメイクから実施まで全体をプロデュースするような仕事により一層関わっていきたいと思っている。

機能とデザインを両方備えるシャワーブース
部屋のキーカラーは、「ブルー、ブラック」。コンパクトなサイドテーブルとチェア。
レバーハンドルは手触り感も良い質感のあるブラック。
普通は赤にしてしまいそうな「お願い」も色を統一。これには脱帽。
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